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粉体塗装とは自動車の部品、ガードレール、水道管など素材にとって過酷な屋外の環境での使用や、家電製品など人との繋がりが多い場面にて使用されている耐食性に優れた表面処理です。

粉体塗装は主に静電粉体塗装と流動浸漬塗装2種類の方法があります。

静電粉体塗装は、静電気を利用し粉末状になった塗料に電気を帯びさせて素材に付着させる塗装方法です。

流動浸漬塗装は、素材をあらかじめ加熱し粉体塗料が入った槽の中に投入し槽の中で高圧の空気を吹きつけて素材に付着させる塗装方法です。

 

塗料の種類はエポキシ系、ポリエステル系、エポキシポリエステル系、フッ素系、塩化ビニール系、ポリエチレン系、ナイロン系などがあります。弊社ではエポキシ系、ポリエステル系、エポキシポリエステル系、フッ素系がよく使われています。その特徴としては以下のようになっています。

 

・エポキシ系…他3種に比べ安価であり防食性が強い為錆には効果的だが、耐候性が優れない為変色等のリスクがある。

・ポリエステル系…耐食性、耐候性が高い。

・エポキシポリエステル系…エポキシ系の特徴に加え意匠性に優れている。

・フッ素系…他3種に対して高価ではあるが耐候性、耐食性に強い。

 

また粉体塗装は有機溶剤を使用していない為環境にもやさしく使いやすいものでもあります。