盤の熱と塵・水にまつわる基礎知識
盤の故障率の低減、長寿命化を実現する「基礎知識」
制御盤や通信盤は、その内部機器自体からの発熱や、設置環境による太陽光などの侵入熱の対策が常に求められます。近年の制御機器や通信機器の小型化や処理能力の向上など、性能とは別に機器の熱対策は今まで以上に必要になっています。これらを怠れば、精密な電気機器による盤全体の故障や短命化につながってしまいます。また、熱と同時に対応が求められる問題が、防塵・防水に対する構造(IP:保護等級)です。盤の中に埃や塵、水分を入れないようにすれば密閉度を高めることになり、密閉度を高めれば盤内の熱問題が発生する。この相反する問題を含め、ここでの「 盤の熱と塵・水にまつわる基礎知識 」では、「 盤に於けるトラブル対策の基礎知識 」、「 盤に於ける熱対策について 」、「 盤に於ける防塵・防水対策について 」の3つの分類に分けて、そのトラブルの原因やその対策方法についてまとめています。
基礎知識として記載していますので、「 制御盤や通信盤をあまり知らない 」、「 これから電気設計を学んでいくところだ 」と言うご担当者様でも安心して読める内容となっております。今後も随時、この基礎知識集を更新していきたいと思いますので、引き続きご愛顧いただければ幸いです。
盤の熱と塵・水にまつわる基礎知識 一覧
「 盤にまつわる熱と塵・水にまつわる基礎知識 」は、盤のIP:保護等級の防水試験を社内で行っている中での気づいた点、また、DC電源盤クーラーのメーカーとして温度環境試験室内で盤の温度測定をする中で効果的に盤内の温度上昇を低減するポイントを、盤メーカーの立場からまとめています。
「 盤に於けるトラブル対策の基礎知識 」、「 盤に於ける熱対策について 」、「 盤に於ける防塵・防水対策について 」の3つの項目について、以下のページにて紹介しています。