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ビス組構造の鈑金加工において注意点するポイントは、穴ピッチです。
穴ピッチが出ていないとビスが斜めに入る、ビスが入らない等の影響が出てくるため、図面通りの組み立てができません。
そのため、穴ピッチを出す精度が必要になってきます。
穴ピッチの精度を出す上で、曲げの角度寸法が重要となってきます。
曲げは色々な材質、金型の摩耗、材料の目等様々な条件で角度のばらつきが起こります。
一般的な曲げ方法はボトミング曲げですが、上記の条件が不揃いだとばらついてしまい途中で角度が変わってしまう可能性がある為、確認の頻度が多くなってしまいます。
そのため、工数がかかってしまいコストが上がってしまいます。
一般的な曲げ方法は、ボトミングと呼ばれる加工方法ですが、コイニング曲げをすることで、曲げ角度のばらつきが少なくできます。
ただ高い曲げ精度が得られる変わりに、コイニング曲げはボトミング曲げよりもトン数が5~8倍圧力がかかります。
金型の摩耗も早くなり、使用する金型も限られてきます。
ビス組立は、溶接と違い、熟練の作業者ではなくても作業を行うことができます。
マエショウでは、コストを抑えられ品質の安定もするため、溶接レスのビス組構造をメインに製作しております。