Before (改善前)

屋外通信盤において、日中の日照りによって制御盤内部が高温になることがあります。その際に盤クーラーやファンによって制御盤内部を冷却することによって、機器の故障を防止しています。夏の暑い日などには盤クーラーやファンの冷却能力をフル稼働させることもあり、その際に冷却能力と比例して騒音も大きくなってしまいます。しかし、屋外制御盤からの騒音は周囲からの苦情などのトラブルの原因となるため避けなくてはなりません。

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After (改善後)

屋外盤に盤クーラーやファンを設置する際に、天井面に搭載することによって騒音は上方に逃げるため、正面や側面に盤換気扇を搭載する場合と比較した際には、騒音は抑えることが可能となります。また、盤クーラーやファンをON/OFFによって制御するのではなく、制御盤内部の温度に合わせてスピードコントロールを行う、弊社ではフリークーリングユニットを採用することで、夜などの温度が下がった時には比例して盤換気扇ーの回転速度も下がり、騒音を抑えられます。

POINT(要約)

制御盤内部の温度が上がった際には、盤クーラーやファンを活用して温度を下げることが機器の故障を防止する上で重要なポイントとなります。その際に盤クーラーやファンの取付位置によって騒音の大きさも異なるので、適切な箇所に設置するよう、設計段階から指定を行っておくことがトラブルを回避するためのポイントとなります。