製品属性(仕様)

製品画像(様子)

特徴

こちらは、条例キュービクル式蓄電池収容箱で製品寸法はH:2,100㎜×W:1,500㎜×D:940㎜です。

本製品は条例キュービクル蓄電池設備型式認定を受けており、社内で条例キュービクル式適合シール、検査報告書(検査合格書)を発行し、貼り付けを行っております。

使用用途は屋外に設置する蓄電池(リチウムバッテリー、鉛蓄電池)又は蓄電池設備を自然環境(雨、雪、ホコリ等)による故障(水分による短絡、環境温度による機器故障、荷重による破損等)から守る為、条例キュービクル蓄電池設備の構造規格に合格した盤の中に収納しています。

下記に弊社、盤の組立工夫、水侵入対策、熱対策を紹介します。

＜盤組立工夫＞
・盤の鋼材にZAM材を使用し、その上から塗装をしております。その為、SPCC、SPHCに比べ耐食性が優れていますが溶接加工をするとZAMのメッキが劣化してしまい耐食性が下がってしまいます。
それを防ぐ為に極力溶接をしない事が重要になってきます。
弊社では盤の底板、左右側面、背面、屋根を分割して製作しボルトで連結して組み立てる、組立方式を採用してZAM材を痛めること減らしております。
また、溶接ですと職人の人数で量産数が決まってきてしまいますが組立方式にする事で職人以外の作業者であっても組み立てる事ができるため、時間と人件費の削減ができます。
組立方式する事で狭小地やビルの屋上等、組み立てた状態で盤の搬入困難な場所であっても、部品をひとつひとつ運び入れ、現地で組み立てる事ができます。
※ご依頼があれば弊社から組み立て作業者を派遣し、組み立てを行うことも可能です。

＜水侵入対策＞
・ボルト連結による組立方式は全溶接での組立に比べ、連結部分から水の侵入の可能性が高くなりますがお客様からのご要望であるIP44相当をクリアできるように連結部分にパッキンやコーキング処理を行い水の侵入を防いでいます。

＜熱対策＞
・直射日光や外気温による盤内の温度上昇や低下による温度スイッチ、ドアスイッチ、ブレーカーの機器誤作動、結露による短絡等の故障から防ぐ事が必要です。
弊社では熱対策として温度スイッチ、排気ファンを取り付け一定以上の温度に上昇すると排気ファンが動作し、筐体内の温まった空気を屋外へと排出し、吸気口から屋外の空気を取り込み冷却する仕組みになっています。
※寒冷地で製品を使用する際に温度低下による機器誤作動、結露の可能性もありますのでご相談頂ければヒーターを取付て盤内温度を上げる事も可能となっております。

以上が蓄電池収容箱の構造になります。
弊社では設計から製作まで一貫して行っているため、ご要望や気になることがありましたらご気軽にご連絡ください。

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