Answer (回答)
当社が製作する屋外盤では設置状況に合わせた鋼材を使用しています。
屋外盤を製作する注意点としまして、屋内盤と違い雨風に晒される為、耐食性が求められます。
一般的には耐食性が良い鋼材といえばステンレスです。
ステンレスは塗装を施さなくても、不動態皮膜と呼ばれる酸化皮膜が形成されてえおり、耐食性が非常に高くなっております。更に磨きやヘアラインなど表面加工したものは、見た目も良く鋼材のまま医療関係、食品関係の鈑金で多く使われることがあります。しかし、ステンレスは材料コストが掛かるため、一般的な屋外盤ではそれほどの需要は多くありません。
マエショウでは材料コストが高いステンレスにかわり、ボンデ(SECC)・ZAMといったメッキ鋼板を用いることが多くあります。耐食性をステンレスに近づけるため、メッキ鋼板の上に塗装を施し、耐食性が高くなるような提案をさせて頂いております。
また溶接構造の場合はメッキ鋼板でも溶接箇所は、溶接の肉盛りなどをグラインダーで仕上げ、メッキ部分を剝がすため、鉄と同様になりその部分の耐食性は減少します。
そこで、マエショウでは極力溶接を無くしたビス締め構造で、設計から製作までを提案させて頂いております。