Answer (回答)
はい。マエショウでは重耐塩仕様の屋外盤を制作することができます。
重耐塩仕様とは筐体を塩害地域に設置する際に、海からの潮風などによる錆や腐食を防ぐために施す仕様です。
マエショウでは耐塩・重耐塩仕様の定義を以下のようにしています。
耐塩
・海岸から300m~1km以内の屋外、屋側
・塗装膜厚90μm以上
※筐体がSUS製の場合は膜厚は40μmとなります。
重耐塩
・海岸から300m以内の屋外、屋側
・塗装膜厚110μm以上
※筐体がSUS製の場合は膜厚は50μmとなります。
ただし、地域によって海岸の地形や風向きが違うので単純に距離で区分することはとても難しいです。
海岸から300m以上ある場合でも、周辺の環境などによって重耐塩仕様にした方が良い場合もありますが、
上記の基準に基づき、お客様に品質とコストを含めたご提案をさせて頂いております。
塩害地域は一般環境(塩害地域外)に比べ塩分の影響で盤が腐食しやすくなるため、
マエショウでは盤強度、防水性などが失われないよう盤の腐食を抑える対策を行っています。
・ZAM(高耐食メッキ鋼板)やSUS304、403(ステンレス)等の耐食性の高い鋼材を選定し使用しています。
・塗装はポリエステル樹脂の粉体塗装を行い、耐食性をもたせています。
マエショウでは設計から製作まで一貫して行っており、お客様の設置したい環境に合わせて筐体をカスタムすることが可能です。
気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください。