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弊社では整流器とリチウムバッテリを搭載した屋外盤の製作実績があります。

構造としては通常時は整流器によって交流を直流に変換し、電子機器などへの電気供給、リチウムバッテリの充電をしています。
交流の供給がされなくなった時にリチウムバッテリを使用して電子機器への電気供給をする仕組みになっております。

整流器、リチウムバッテリ、電子機器など発熱する機器を盤内に搭載し、盤を屋外に設置する為、高温と低温時による故障が懸念されます。

【高温時の熱対策】
盤を屋外に設置する為、「整流器、リチウムバッテリ、電子機器の発熱」と「夏場の外気温」により盤内温度が上昇し整流器や電子機器などの使用可能温度を超えてしまう事があります。
その為、盤に熱交換器を取付け設定温度以上に盤内温度が上昇すると熱交換器が動作し外気温と盤内温度を入れ替え、一定以上の温度を超えないようにする仕組みにしています。
また、熱交換器は外気温と盤内温度を部屋で仕切り熱だけを行ききさせているので砂、ホコリ等が盤内に侵入する予防ができる構造になっております。

【低温時の熱対策】
氷点下の寒冷地ですと整流器、リチウムバッテリ、電子機器の発熱量だけでは使用可能温度まで上昇せず故障につながる事があります。
温度上昇をサポートする為に盤内にヒーターを取付け設定した温度以下になると動作して温度を上昇させ使用可能温度にする仕組みにしております。

弊社では環境試験室が完備されており、高温、低温時の擬似環境を作り試験をする事ができるため、製作した盤の性能を確認する事ができます。
※試験可能盤サイズがあります。

以上が熱対策になります。

弊社は設計から製作まで一貫して行っております。
気になる事、相談したい事などありましたらご気軽にご連絡ください。

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