Answer (回答)
切断加工
鋼板を切断するシャーリング加工が最初の加工になります。
抜き加工
ターレットパンチングプレスやパンチ・レーザー複合機による
穴あけ、バーリング、タップ加工を行います。
曲げ加工
ベンディングマシーンを使用し、V曲げ、R曲げ、ヘミング曲げ、
コイニング曲げを行います。
溶接加工
溶接の種類として、MAG溶接、TIG溶接、スポット溶接、レーザー溶接(YAG)
スタッド溶接等ありますが、ZAM材の場合、メッキ層がある為そのまま溶接を行ってしまうと
接合強度の低下等が発生してしまいます。
強度を出したい場合は、ZAM材のメッキ層を剥がし溶接することで強度を確保できます。
しかし、メッキ層を剥がした所は本来の耐食性が損なわれていまうので、対策が必要になります。
ビス組立
盤・筐体を溶接加工せずに組立を行う作業になります。一般的な盤は鋼板を曲げ加工後に、隙間を溶接によって固定し、鋼板を蓋のない箱にし、蝶番によって全面に扉面を固定する方法です。
それに対して、ビス組立は、盤のフレームに対して、平面な鋼板をビス留めによって固定して組立をしていきます。ビスで盤のパネルを固定すると、溶接工程が発生しないため、ZAM材のメッキ層を剥がさずにZAM材の耐食性を最大限に活かせる加工になります。
(※重量が掛かる所がある場合などは、強度の問題で溶接加工が必要になります。)
また、IP:保護等級に関しても、弊社のノウハウによってIP44以上に対応できるため、盤自体の品質も従来の盤・筐体と同一水準で製作が可能です。
塗装
弊社では溶剤塗装と粉体塗装で主に塗装しています。
・溶剤塗装ではメラミン(屋内仕様)、アクリル(屋外仕様)、ウレタン(耐塩、重耐塩仕様)
フッ素(重耐塩仕様以上)等の塗料を使用。
・粉体塗装ではエポキシポリエステル(屋内仕様)、ポリエステル(屋外仕様)
等の塗料を使用しております。
上記以外の加工方法の要望がありましたらご相談下さい。