Answer (回答)
マエショウで設計~製作をした製品でキャビネット工業会の耐風圧性能試験を行った事があります。
マエショウでは風荷重計算を行い理論上、耐風圧耐えられることを確認して設計をします。
その後に製作をして耐風圧性能試験を実施しております。
耐風圧性能試験についてご説明します。
耐風圧性能試験は耐正圧性能強度試験、耐負圧性能試験があります。
【 耐正圧性能強度試験 】
〈耐正圧とは〉
風圧が筐体を押す時の力の事をいいます。
〈試験内容〉
自立型筐体を設置状態で固定をして前後面、左右面へ荷重を加え転倒、変形、破損の有無について確認します。
〈試験方法〉
試験品の中央に[1200Pa(N/㎡)×「荷重を加える面の面積」]に荷重を加える方法。
試験品の上端部に[1200Pa(N/㎡) / 2×「荷重を加える面の面積」]の荷重を加える方法があります。
〈試験結果〉
転倒無き事。変形、破損製品に支障が出ない程度であれば合格。
【 耐負圧性能強度試験 】
〈耐負圧とは〉
風圧が筐体を引っ張る時の力の事でドアの開放等の力の事をいいます。
〈試験内容〉
・トビラを開放方向へ引っ張り荷重を加え、規定荷重に耐えられ、落下・変形・破損等がない事を確認する。
〈試験方法〉
・耐負圧性能強度試験はトビラを開放方向へ<1000Pa(N/m2)×(荷重を加えるトビラの面積)>の負圧(引張)荷重を想定して、トビラのハンドル部分とトビラ丁番方向の中間位置に引張荷重を加えていきます。
※下記に荷重(N)計算事例を記載。
荷重(N)計算事例:正面扉面積0.61×0.745≒0.46㎡ 1000Pa/2×0.46㎡=230N
〈試験結果〉
・トビラを開放方向に引っ張り、荷重を加えていき、規定の荷重に耐えられ、落下・変形・破損等も無く異常がない事から合格。
その他にもマエショウでは屋内仕様、屋外仕様、耐塩仕様、重耐塩仕様に合わせた設計、製作、塗装、組み立てを行う事ができます。
検証試験についても、防塵・防水試験(IP45)、耐風圧性能試験、ドア引張強度試験、外部圧力性能試験、環境試験等の試験を行うことが出来ます。
気になる事や聞きたい事などがあるようでしたらマエショウまでご連絡ください。