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ZAM材を溶接する事は可能です。
まずZAMは普通の鉄に比べ亜鉛・アルミニウム・マグネシウムが合わさった耐食性に優れた溶融亜鉛メッキ鋼板となっておりますので屋内・屋外関わらず使用しやすいです。SUSに比べて熱伝導率が少なくひずみが少ないです。鋼材の価格はSUSよりも安く抑えることができ、表面仕上げも容易な為、SUSの代わりにZAMを代用できる量産品などではコストダウンにもつながります。
逆に鉄やSUSに比べるとZAMは溶接の食いつきが落ちます。不純物が混ざっており表面にメッキ加工がされておりますので溶接したときに不純物が溶けたり蒸発したりする事により気泡が入ったり、表面加工されている面同士をそのまま溶接しようとするとそれが邪魔して溶接の食いつきが悪くなります。その場合、強度を出したいのであれば荷重がかかるところは表面のメッキ加工面を剝がし溶接したほうが強度がでます。しかしメッキ層を剝がしてしまっているところは耐食性が損なわれてしまうので対策が必要です。
マエショウではZAM材溶接のノウハウをもった熟練の作業者が作業を行っております。
ZAM材の溶接構造をご検討されているメーカー様はマエショウにご問い合わせください。