月産2,000面を製造する盤の量産能力について
塑性加工や溶接・塗装による盤筐体を製作する板金加工工場と、電気機器・制御機器、電気配線を行う盤の組立工場を同じ敷地内に持ち、また、製作工程を円滑に進める設計部署を建屋の2階に構える株式会社マエショウ。この盤の設計・製作に必要な生産工程を1社で一貫加工できる体制が月産2,000面の量産を支えています。平成28年に愛知県西尾市吉良町に新工場を竣工し、その生産効率はさらに向上しました。この新工場は従来からのISO9001の取得、社団法人日本配電制御システム工業会が認定するJSIA優良工場に認定されております。これらの盤製作の品質と技術力、そして補償体制によって大手企業様から制御盤や通信盤の量産を依頼いただいております。
月産2,000面を製造する盤の量産能力の特徴
月に2,000面の制御場や通信盤、電源盤を製作する為には、社内の生産工程設計が必要不可欠です。そして、各種盤を完成させる鋼板を切断・曲げ・溶接・塗装をする板金工程と、制御機器を中板へ固定し、それら機器を配線でつなぐ作業を効率良く進める必要があります。株式会社マエショウではこの工程を同時並行させる生産耐性に加え、社内で一貫加工を出来る体制を最大限に活かしています。その工夫の1つとして、従来盤筐体の箱構造の底面に中板を付け、その後前面扉をつける構造(正面から見ると奥面に中板を取り付け、そこに制御機器や配線をする構造)にとらわれない6面パネル構造があります。盤の6面パネル構造によって、溶接工程ではなく締結によるパネルの固定が可能になり、品質の安定させた上で、作業工数の削減によって月産2,000面の生産を実現いたしました。
特徴① | 1社、1事業所内で板金工場と組立工場の併設 |
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特徴② | 盤筐体の製作と、制御機機の組付け・配線作業の同時並行作業 |
特徴③ | 盤の6面パネル構造による溶接レスの締結固定構造による短納期対応 |
品質の安定と、短納期対応を可能とする盤筐体構造と制御機器レイアウトの設計。その設計に沿って各種盤を製作できるISO9001取得とJSIA優良工場としての技術力と品質保証、製品補償体制。また、日本国内の大手企業様へ量産盤の納入実績を多数ある、株式会社マエショウの生産工場のご紹介いたします。
屋外盤 設計・製作.com による「 設計・製作した量産盤 」 の事例
本社工場の敷地内には板金加工工場と組立工場が併設し、余裕のあるスペースの中で技術者が作業を行っています。量産盤の設計・製作をする作業スペースだけでなく、製作した盤を保管し、出荷までの導線設計がされた工場です。過去に製作した量産盤の事例の一部を下記に紹介いたします。